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💡学習を始める前に
躯体工事は範囲が広いため、
がむしゃらに暗記するだけでは効率が落ちてしまいます。
まずは
「どの攻守の優先順位が高いのか」
「施工の全体フローはどうなっているのか」
これらを把握することが合格への近道になります。
躯体工事の全体戦略については、
こちらの記事で詳しく解説しています。
はじめに
私は今年、一級建築施工管理技士の一次試験を受験します。
正直に言うと、最初は鉄筋分野が苦手でした。
数字が多く、全部バラバラに覚えていたからです。
でも過去問を年度ごとに整理して気づきました。
鉄筋は「難しい」のではなく「出題パターンが固定されている」
つまり、整理すれば安定して取れる。
この記事では、
・かぶり厚さ
・定着長さ
・重ね継手
この3つを過去問基準で整理します。
最小かぶり厚さ【年度別・過去問分析】
出題年度+論点(代表例)
・R5:屋内スラブの数値判定
・R3:基礎のかぶり厚さ
・R2:屋外柱梁との組合せ
・H30:主要構造部の数値誤り
過去問で問われる代表値
非耐力壁 → 20mm
床スラブ → 20mm
土に接していない柱・梁 → 30mm
直接土に接する体力壁・柱・梁 → 40mm
土に接する基礎 → 60mm
試験で「設計かぶり厚さ」を問われた場合は、上記数値に施工誤差10㎜を加算した数値
例:土に接していない柱なら40㎜、土に接する基礎なら70㎜が正解。
問題文が「最小」か「設計」かを必ず確認しましょう。
出題パターン分析
数値そのものより「環境区分の崩し」
典型的な誤り:
・床スラブを30mm
・直接土に接する柱梁を30mm
・基礎を40mm
私は最初、「30mmが多いな」と感覚で覚えて失敗しました。
20 → 30 → 40 → 60
(環境が厳しくなる順)
これに整理してから安定しました。
数字ではなく“環境の強さ”で覚える
定着長さ【年度別・出題傾向】
出題年度+論点(代表例)
・R4:引張鉄筋の定着長さ
・R2:軽量コンクリート時
・H29:フック付き鉄筋
基本代表値
引張鉄筋の定着長さ
→ 40d(標準条件)
※d=鉄筋径
出題パターン分析
常に40d」と思わせる選択肢
誤りの典型:
・軽量でも同じ
・フック付きでも同じ
・条件を無視した断定
私は「40d」とだけ覚えていて、軽量の問題で迷いました。
そこから整理したのがこれ。
・軽量コンクリート → 長くなる
・引張鉄筋 → 長くなる
・フック付き → 定着長さとして算入できるのは「直線部分のみ」
過去問(H29等)では「フック付きなら鉄筋長さを短くできる」という誘い文句が出ますが、これは「(フックなしの場合に比べて)直線部分の定着長さ(L)を短く設定できる」という意味です。フックの曲がり部分自体は、定着長さにはカウントされません。
定着は“条件依存”が本質
重ね継手(原則あき重ね継手)【鉄筋分野の最頻出】
ここは本当に落とせません。
出題年度+論点(代表例)
・R5:最大値
・R3:最小値
・R1:普通と軽量の比較
・H28:組合せ誤り
出題区分(確実暗記)
【普通コンクリート】
引張力の最も小さい部分 → 25d
その他の部分 → 40d
【軽量コンクリート】
引張力の最も小さい部分 → 30d
その他の部分 → 50d
出題パターン分析
・最大値を問う
・最小値を問う
・組合せ誤り
私は順番で整理してから一切迷わなくなりました。
普通引張力小 < 普通その他 < 軽量引張力小 < 軽量その他
軽量は長い。
引張が大きいほど長い。
順番暗記で崩れない
まとめ(視覚整理)
かぶり厚さ
20 → 30 → 40 → 60
定着長さ
基本40d(条件で変化)
重ね継手
25d〜40d (軽量コンクリートの場合は増加)
過去問から見える優先順位
最重要
① 重ね継手
② かぶり厚さ
次点
③ 定着長さ
ここを落とすのは、正直もったいない。
私の結論
私は、鉄筋を「暗記分野」から「整理分野」に変えました。
・環境で整理(かぶり)
・条件で整理(定着)
・大小関係で整理(継手)
これで安定します。
鉄筋は得点源にできる
さらに得点を安定させたい人へ
読むだけでは定着しません。
私は、
問題形式で解いて初めて腑に落ちしました
鉄筋は落とす分野ではない。
取りに行く分野
今年、ここを確実に仕留めます。
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