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💡学習を始める前に
躯体工事は範囲が広いため、
がむしゃらに暗記するだけでは効率が落ちてしまいます。
まずは
「どの攻守の優先順位が高いのか」
「施工の全体フローはどうなっているのか」
これらを把握することが合格への近道になります。
躯体工事の全体戦略については、
こちらの記事で詳しく解説しています。
はじめに
私は今年、一級建築施工管理技士の一次試験を受験します。
正直に言うと、コンクリートは「現場で毎日触れているから大丈夫」と思っていました。
でも過去問を解いたとき、私は愕然としました。
「そんな細かい数値まで聞くのか…」
一次試験は“感覚”ではなく“数値と基準”の試験
しかもコンクリート(調合・打設・養生)は、過去10年ほぼ毎年出題。
つまり、ここを落とすと合格は遠のきます。
今回は、過去10年の出題実績を基準に、
実際に問われた論点だけを整理します。
調合【年度別・過去問分析】
出題年度+論点(代表例)
• H27:スランプの許容差
• H29:空気量の許容差
• R1:水セメント比と強度
• R3:単位水量と耐久性
• R5:スランプと施工性の関係
調合は“許容差”と“強度との関係”が定番
過去問で問われる代表値
スランプ許容差(JIS A 5308)
・8cm以上18cm以下 → ±2.5cm
・21cm → ±1.5cm
空気量の許容差
→ ±1.5%
水セメント比
→ 小さいほど圧縮強度は大きい
出題パターン分析
① 許容差を“逆”にした誤り選択肢
② 水を増やせば強度が上がるという誤記
③ スランプ=強度と混同させる問題
⚠ よくある落とし穴
❌ 水を増やせば強度が上がる → 下がる
❌ スランプが大きい=品質が良い → 施工性の話
なぜ出るのか?
→ 現場トラブルの原因が「水の入れすぎ」だから。
施工管理者としての基礎理解を問われています。
打設【年度別・出題傾向】
出題年度+論点(代表例)
• H28:練混ぜから打込み完了までの時間
• R2:自由落下高さ
• R4:打重ね時間間隔
• R6:コールドジョイント防止
打設は“時間と高さ”が固定論点
基本代表値
練混ぜ開始から打込み完了まで
外気温25℃未満 → 120分以内
外気温25℃以上 → 90分以内
自由落下高さ
→ 1.5m以下
打重ね
→ 初期凝結前
出題パターン分析
① 120分と90分を逆にする
② 1.5mを2mにする誤り
③ 「時間制限なし」とする誤り肢
なぜ出るのか?
→ コールドジョイントは重大欠陥につながるから。
私は過去問を解いて気づきました。
「時間を覚えていないと一瞬で落とす」
ここは暗記分野です
養生【年度別・出題傾向】
出題年度+論点(代表例)
• H30:湿潤養生期間
• R1:初期凍害
• R3:寒中コンクリート
• R6:暑中コンクリート
養生は“日数と温度”が中心
過去問で問われる代表値
湿潤養生期間
普通ポルトランドセメント → 5日以上
早強ポルトランドセメント → 3日以上
初期凍害防止
→ 圧縮強度5N/mm²以上
この強度に達するまで凍結させない。
出題パターン分析
① 日数を短くする誤り
② 5N/mm²を10N/mm²にする誤り
③ 凍結温度の条件をあいまいにする選択肢
なぜ出るのか?
→ 初期凍害は回復不能な欠陥だから。
ここは現場事故防止に直結する論点です。
まとめ(視覚整理)
スランプ許容差 → ±2.5cm/±1.5cm
空気量許容差 → ±1.5%
打込み時間 → 120分/90分
自由落下高さ → 1.5m以下
湿潤養生 → 5日/3日
初期凍害 → 5N/mm²
この数値は確実暗記
過去問から見える優先順位
① 打設(時間・高さ)
② 調合(許容差)
③ 養生(日数・強度)
毎年どこかから必ず出ます。
私の結論
私は「現場経験があるから大丈夫」という考えを捨てました。
一次試験は知識試験
だから私は、
数値を一覧化して反復しています。
さらに得点を安定させたい人へ
この記事は整理用。
本当に点を安定させるには、
過去問演習の反復が必須
私は、過去問ベースで体系整理された問題集で回しています。
ここを固めれば、
コンクリート分野は“得点源”になります。
一緒に積み上げていきましょう。
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