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💡学習を始める前に
躯体工事は範囲が広いため、
がむしゃらに暗記するだけでは効率が落ちてしまいます。
まずは
「どの攻守の優先順位が高いのか」
「施工の全体フローはどうなっているのか」
これらを把握することが合格への近道になります。
躯体工事の全体戦略については、
こちらの記事で詳しく解説しています。
はじめに
私は今年、一級建築施工管理技士の一次試験を受験します。
正直に言うと、型枠は「現場で見たことあるから大丈夫」と思っていました。
ですが過去問を解いたとき、私は止まりました。
「存置期間って、何日だっけ…?」
一次試験は“現場感覚”ではなく“基準値”を問う試験
型枠工事(支保工・存置期間・精度管理)は、過去10年で繰り返し出題されています。
しかも、数値を曖昧にしていると確実に落とす分野です。
今回は、過去10年の出題実績に基づいて整理します。
支保工【年度別・過去問分析】
出題年度+論点(代表例)
• H27:支保工の設置基準
• H29:支柱の間隔
• R2:支保工の構造計算の必要性
• R4:水平つなぎ・斜材の設置
• R6:支保工の解体条件
支保工は「構造」と「安全」が論点
過去問で問われる代表値
支柱の設計
→ 荷重に応じて構造計算により安全を確認
水平つなぎ・斜材
→ 変形防止のため設置
支柱の沈下防止
→ 敷板等を設ける
※数値問題よりも「安全措置」の正誤が多い。
出題パターン分析
① 水平つなぎを省略できるとする誤り
② 支保工を経験則で決めるとする誤り
③ 地耐力確認を不要とする誤り
なぜ出るのか?
→ 支保工の倒壊は重大災害につながるから。
労働安全に直結する論点は頻出
枠の存置期間【年度別・出題傾向】
出題年度+論点(代表例)
• H28:スラブの存置期間
• H30:梁下支柱の撤去
• R1:側型枠の取り外し
• R3:コンクリート強度確認
• R5:寒中時の存置
存置期間は“日数”と“強度”が核心
基本代表値(標準的条件)
側型枠(柱・梁・壁)
→ 圧縮強度5N/mm²以上
スラブ下支柱
→ 設計基準強度の概ね85%以上(構造安全上支障がないこと)
梁下支柱
→ 設計基準強度相当(原則100%)
⚠ 日数ではなく「強度管理」で問われる傾向が強い。
出題パターン分析
① 5N/mm²を10N/mm²にする
② 85%と100%を逆にする
③ 「所定日数経過で撤去可能」とする誤り
私はここで何度も間違えました。
「日数で覚えよう」としていたからです。
一次試験は“強度基準”で覚える
なぜ出るのか?
→ 早期脱型によるたわみ・ひび割れ防止のため。
精度管理【年度別・過去問分析】
出題年度+論点(代表例)
• H29:鉛直精度
• R2:通り精度
• R4:型枠のたわみ
• R6:出来形管理
精度管理は“許容差”がポイント
出題区分(確実暗記)
鉛直精度
→ 所定の許容差以内
通り精度
→ 基準墨に基づき管理
型枠の変形防止
→ 締付け・補強を適切に実施
※具体的数値よりも管理方法の正誤問題が中心。
出題パターン分析
① 許容差を超えても許容できるとする誤り
② 墨出し不要とする誤り
③ コンクリート打設後に修正可能とする誤り
なぜ出るのか?
→ 出来形不良は構造安全性に直結するから。
まとめ(視覚整理)
支保工 → 構造計算・水平つなぎ・沈下防止
側型枠撤去 → 5N/mm²以上
スラブ下支柱 → 設計基準強度の85%
梁下支柱 → 設計基準強度の100%
精度管理 → 許容差管理
数値と安全措置は確実暗記
過去問から見える優先順位
① 存置期間(強度基準)
② 支保工の安全措置
③ 精度管理
特に存置期間は繰り返し出題。
私の結論
私は型枠を「大工さん任せの分野」と思っていました。
でも過去問を分析して気づきました。
型枠は“安全管理”と“強度管理”の分野
ここを曖昧にすると、確実に失点します。
さらに得点を安定させたい人へ
この記事は整理用です。
本当に得点を安定させるなら、
過去問の反復が必須
私は、論点別に整理された問題集で
「支保工」「存置期間」「精度管理」を横断復習しています。
型枠を落とさなければ、
一次試験は確実に近づきます。
一緒に積み上げていきましょう。
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