一級建築施工管理技士の施工分野では、内装工事(軽量鉄骨下地・石こうボード)は頻出分野です。
しかし実際に勉強してみると
・スタッド
・ランナー
・振れ止め
・ビスピッチ
など覚える項目が多く、混乱しやすい分野でもあります。
そこでこの記事では、過去10年の出題を分析し
・軽量鉄骨下地(LGS)の重要ポイント
・石こうボード施工の頻出数値
・天井下地の基本構造
を整理しました。
試験で問われる「名称・施工条件・数値」を中心にまとめているので、施工分野の得点源づくりに役立ててください。
はじめに
私は今年、一級建築施工管理技士第一次検定を受験します。
施工分野の勉強を始めたとき、内装工事の
・軽量鉄骨下地(LGS)
・石こうボード工事
の分野で、正直こう感じました。
「部材の名前も多いし、数値も覚えないといけない…」
• スタッド
• ランナー
• 振れ止め
• 野縁
• ビスピッチ
過去問を解いても
「なんとなく違う気がするけど理由が分からない」
という状態でした。
しかし過去10年の問題を分析して気づいたことがあります。
内装工事(LGS・ボード)は出題パターンがかなり固定されています。
特に問われるのは次の3つです。
• 軽量鉄骨下地の構造
• ボード固定の数値
• 天井下地の部材構成
この記事では
• 過去10年の出題パターン
• 試験で問われる正確な数値
• 引っかかりやすい落とし穴
を初心者にも分かるように整理します。
軽量鉄骨下地(LGS)【年度別・過去問分析】
軽量鉄骨下地(LGS)
は、石こうボードなどの仕上げ材を固定するための下地です。
壁の内装工事では最も基本的な構造になります。
試験では
• 部材名称
• 固定方法
• 配置条件
が問われます。
出題年度+論点(代表例)
過去10年の出題を整理すると次のようになります。
2024年
スタッドの役割
2023年
スタッドの施工条件
2022年
ランナーとスタッドの関係
2019年
振れ止めの設置目的
2017年
スタッド間隔
この分野では
部材名称+役割
が非常に多く出題されています。
軽量鉄骨下地の基本構成(確実暗記)
壁の軽量鉄骨下地の構成は次の通りです。
上部・下部
ランナー
縦材
スタッド
補強材
振れ止め
ここで試験で狙われるのが
スタッドの固定方法
です。
スタッドは
上部ランナーには固定しない(スライドさせる)
理由
建物のたわみや変形に追従するためです。
一方で
下部ランナーには固定する
または
スペーサーなどで回転防止
を行います。
ここは
「固定しない=全部固定しない」と覚えると誤り
という典型的な引っかけです。
振れ止めの設置間隔(重要数値)
軽量鉄骨下地では
振れ止め
の設置も重要です。
設置間隔
床面から1,200mm程度ごと
この数値は
1級試験の頻出ポイント
です。
出題パターン分析
軽量鉄骨下地では次の形で出題されます。
①部材名称
例
「縦材の名称」
②施工方法
例
「スタッドの固定方法」
③配置条件
例
「振れ止めの設置位置」
つまり
名称+施工条件+数値
が重要になります。
石こうボード施工【年度別・出題傾向】
内装工事では
石こうボード施工
も非常に頻出です。
理由はシンプルです。
施工不良が多い工事だから
です。
ボード施工が不適切だと
• ボード割れ
• 仕上げクラック
• パテ不良
などが発生します。
そのため施工管理試験でもよく問われます。
出題年度+論点(代表例)
2024年
ビスピッチ
2023年
ビス頭処理
2021年
ボードの張り方向
2020年
ボード固定方法
2018年
継ぎ目処理
特に多いのが
ビスの間隔
です。
過去問で問われる代表値(重要)
石こうボード施工では
周辺部と中間部でビスピッチが異なる
ことが重要です。
【壁ボード】
周辺部
200mm以内
中間部
300mm以内
【天井ボード】
周辺部
150mm以内
中間部
200mm以内
これは
試験で最も問われる数値
です。
ビス頭の施工条件(引っかけ注意)
ビス施工では
ビス頭の位置
がよく問われます。
正しい施工は
ボード面より0.5〜1.0mm程度沈める
です。
注意点
• 貫通 → ❌
• 面合わせ → ❌
理由
パテ処理ができなくなるためです。
この
「わずかに沈める」
という表現は試験でよく出ます。
2枚張りボード(1級レベル)
1級試験では
強化石こうボード2枚張り
が出題されることがあります。
この場合
下張り
ビスピッチ300mm以内
上張り
通常のビスピッチ
つまり
下張りはピッチを緩くできる
という点が狙われます。
軽量鉄骨天井下地【頻出分野】
壁だけでなく
天井軽量鉄骨下地
も出題されます。
特に重要なのが
• 吊りボルト
• 野縁受け
• 野縁
の関係です。
出題年度+論点(代表例)
2024年
野縁の役割
2022年
吊りボルトの役割
2019年
野縁受けの配置
2018年
天井下地構造
この分野は
名称問題
が多いです。
天井下地の基本構成(確実暗記)
天井下地の構成は次の通りです。
上部
吊りボルト
中間
野縁受け
下部
野縁
順序は
吊りボルト → 野縁受け → 野縁
です。
インサートの設置間隔(重要)
吊りボルトの固定先には
インサート
が使われます。
設置間隔
900mm程度
この数値も
試験で問われることがあります。
まとめ(視覚整理)
内装工事(LGS・ボード)の重要ポイント
【軽量鉄骨下地】
• ランナー
• スタッド
• 振れ止め
重要数値
振れ止め
床面から1,200mm程度
【石こうボード】
壁
周辺部200mm以内
中間部300mm以内
天井
周辺部150mm以内
中間部200mm以内
ビス頭
0.5〜1.0mm沈める
【天井下地】
構造
吊りボルト
↓
野縁受け
↓
野縁
インサート
900mm程度
過去問から見える優先順位
過去10年の出題頻度
1位
石こうボード施工
2位
軽量鉄骨下地
3位
天井下地
特に
ビスピッチ
は頻出です。
私の結論
私は最初、
「内装工事は覚えることが多すぎる」
と思っていました。
しかし過去問を分析すると気づきました。
出題範囲はかなり限定されています。
重要なのは
• 部材名称
• 施工方法
• 数値条件
この3つです。
ここを整理すると
施工分野の得点源
にできると感じています。
さらに得点を安定させたい人へ
この記事では
過去問の出題パターン
を整理しました。
ただし本番では
• 言い回し変更
• 条件追加
• 工法比較
という形で出題されます。
私が実際にやっている勉強法は
過去問を分野別に解くこと
です。
⬇️おすすめ参考書はこちらの記事で解説しております。
理由はシンプルで
同じ論点が何度も出ていることに気づくからです。
施工分野は
過去問を理解するだけで得点が安定する科目です。
効率よく学びたい人は
分野別に整理された問題集を一度確認してみると理解がかなり進みます。
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